富士登山に持っていくと安心の酸素ボンベ

登山用酸素ボンベ

富士山は標高が高いので、酸素がとても薄いというのを実感できる場所です。体力に自身のある人でも、高所に慣れていないと息切れが凄いと思います。

そこで役立つのが酸素ボンベ。酸素が薄いと高山病にかかりやすくなるので、予防のためにも持って行って損はないグッズです。こんなの気休めだという人もいますが、持っていくだけで安心できるものかもしれません。

酸素ボンベというと、5Lの大きめの缶が主流です。500円程度なので負担もなく持っていくことが出来るかと思います。大きいので少しかさばるかもしれませんが、酸素しか入っていないので非常に軽いものです。荷物に余裕が有るのなら持って行きたい所ですね。

10Lも入っている小型のポケット酸素ボンベ

登山用酸素ボンベ

缶が大きいという人にはポケットサイズで10Lも入っている酸素ボンベもあります。小型化されている為、5Lのもの2つ分よりも少し高くはなりますが、ポケットに入れてもじゃまにならないほどの大きさなので、いつでも取り出しやすく便利かと思います。

作りもシンプルで扱いやすいです。

登山用酸素ボンベ

フタを外して、酸素口に差し込む

登山用酸素ボンベ

フタ部分に口を当て、上部を押すと酸素が出てきます。

登山用酸素ボンベ

ちょっと苦しくなってきたらポケットから取り出し、すぐに酸素吸引することができるので、これだけ小さいと便利ですね。持ちながらも歩けるし、こまめに吸いながら(すぐなくなってしまいますけどね)というのもできます。

実際どれくらい持つのか試してみた

10Lも入っているので、けっこう持つのだろうと思い、五合目から手に持ったまま歩いてみました。息が上がった時に吸うのでなく、高山病予防目的でかなり頻繁に吸ってみた所、7合目過ぎた辺りでもうなくなってしましました。自分が予想していたよりも少ないです・・・

10L缶のデメリット

5L缶のものと比べると缶の重さがあります。と言ってもたいしたことないのですが、5Lの缶2つ分よりも重い。重さがあるので中身がまだ入っているものかと安心して、使いきってしまったところはあるかもしれません。

あと、吸引口が小さいというのもデメリットかも。5Lの大きいサイズのものであれば、鼻と口を覆って吸引できるので吸いやすいんです。10Lのだと口先だけで吸い込むしか無いので、5Lの缶の方が吸った感はあリますね。

実際に使ってみた感想

10L缶を実際に富士登山に持って行ってみた感想ですが、小さくて邪魔にならないので便利ではあります。しかし今度持って行くなら、5Lの方がしっかり吸えるので良いかなって思いました。足りなくなったら山小屋でも売ってますし、荷物に余裕があるなら5Lを持って行きたいです。

酸素ボンベじゃない酸素

酸素はボンベだけじゃなく、飲む酸素や食べる酸素もあります。

飲む酸素

飲む酸素は酸素濃度の濃い液体で、持参した飲み物に数滴垂らすだけで、血中酸素濃度を上げられるというものです。飲んではみたものの実感が無いので??という感じです。

食べる酸素

食べる酸素はフリスクのようなタブレット型のもので、これは登山の数日前から食べ続けて血中酸素濃度をあげておけるという使い方もできるようです。もちろん山に持って行ってもOK。ただしこれも実感なし・・・

最後に

酸素は持って行くと安心できるお守りのようなもの、劇的に体調が改善されるといった効果はないと思っておいたほうが良いです。頼るようなものでなく、吸ったら楽になりちょっと安心するようなものかな。登山中に苦しくなったらゆっくりスローペースで登ること。もし体調が悪くなったら無理せずに下山しましょう。

高山病の一番の対策としては、体をならすこと。できることなら、5合目で一泊、8合目で一泊というような、2泊3日ぐらいの余裕があると良いのですけどね。

酸素グッズは、通販もしくは近くにある登山用のスポーツ用品店で購入できるかと思います。富士吉田市ならカムイの2Fで購入可能です。

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